皆さま空調機とは何かご存じでしょうか?一般的に空調機はエアコンと呼ばれることが多いため、空調機と聞くとエアコンをイメージされる方が多いのではないでしょうか?
ですが「空調機=エアコン」ではありません!
では何が違うのか?
今回は空調機とエアコンの違いについて簡単に解説していきます。合わせて、エアコンのメンテナンス方法についてもご案内致します!ぜひご一読下さいますようお願い致します。
空調機=空気調和設備
文字通り、温度の調節のみならず、湿度・空気清浄・気流までコントロール可能
室内や乗り物・地下鉄などの空気清浄・温度・湿度・気圧などを適切な状態に調節する設備
エアコン=エア・コンディショナー ※厳密には冷暖房機
冷房・暖房で温度調節ができる設備
空気清浄機能や内部のセルフクリーニングなど様々な機能がついています
空調機とエアコン2つの大きな違いは、換気が行えるか行えないかです。
調整する空気環境要素 | 空調機 | エアコン |
---|---|---|
湿度 | ○ | ○ |
相対湿度 | ○ | △ |
浮遊粉じん | ○ | ○ |
二酸化炭素 | ○ | × |
一酸化炭素 | ○ | × |
ホルムアルデヒド | ○ | × |
※浮遊粉じん:空気中に浮遊する粒子
※ホルムアルデヒト:人の粘膜を刺激する化学物質
●空調機の役割
「湿度の調整」・「温度の調整」・「空気の清浄(換気)」・「気流の調整」
人がたくさん集まる場所では、二酸化炭素濃度や室温・湿度が上がってしまいますので外気を導入して二酸化炭素の濃度を下げることは、大きな役割の一つです。
また、人だけではなく物に対しても空調は空間を快適かつ安全な環境へと作り出します。
●エアコンの役割
「室内の空気を調整」
エアコンは湿度や温度の調整をしますが、外気を取り入れたり室内の空気を外に逃がしたりといった換気は行われません。(昨今では、付帯機能が進化しているので加湿や空気清浄出来るものもありますが、主な機能としては温度の調整です)
次はエアコンのメンテナンスについて、ご自身で対策出来る方法やPOINTなどをご紹介させて頂きます!
【業務用エアコン】
目安:フィルター掃除は1ヶ月に1回・クリーニングは2~3年に1回となっています。
(エアコンを稼働させている時間や、汚れやすい環境の場合はクリーニングの頻度を増やしてください)
●清掃方法
①電源プラグを外す、またはブレーカーを落とす
漏電や感電の恐れがあるため、必ず電源プラグを外すかブレーカーを落としましょう。
②フィルターを外す
二方向や四方向タイプなどのフィルターがあります。
無理に引っ張ると変形や破損の可能性などがあるので、強い力を加え引っ張ることはしないよう気をつけましょう。
③フィルターのホコリを掃除機で除去
ホコリなど付着している汚れは表側に付いていますので、表側から掃除機で吸い取ります。
④フィルターを水洗いする
掃除機だけでは細かいホコリは取りきれないため、水洗いをしましょう。
水洗いだけで落ちない場合は中性洗剤を水で薄めスポンジ等で優しくこすり落としましょう。
⑤フィルターを乾かす
タオルである程度水分を吸い取ったあと、天日干しにして乾燥させます。
⑥エアコンの表面を拭き・フィルターを元に戻す
最後にエアコンの表面や吹き出しにもホコリや油汚れが溜まりやすいので、中性洗剤などを水で薄めた物で拭上げましょう。
【ルームエアコン】
目安:フィルター掃除は2週間に1回・クリーニングは1~2年に1回
(エアコンを稼働させている時間や、汚れやすい環境の場合はクリーニングの頻度を増やしてください)
●清掃方法
①電源プラグを外す
漏電や感電の恐れがあるため、必ず電源プラグを外しましょう。
②フィルターの清掃
ホコリなどが舞い散るのを防ぐため、出来ればフィルターは外す前に掃除機で吸い取りましょう。
汚れは表側に付いていますので、表側から掃除機で吸い取ります。
掃除機である程度吸い終わりましたら、フィルターを取り外します。
無理に引っ張ると変形や破損の可能性などがあるので、強い力を加え引っ張ることはしないよう気をつけましょう。
③フィルターを水洗いする<
掃除機だけでは細かいホコリは取りきれないため、水洗いをしましょう。
水洗いだけで落ちない場合は中性洗剤を水で薄めスポンジ等で優しくこすり落としましょう。
⑤フィルターを乾かす
タオルである程度水分を吸い取ったあと、天日干しにして乾燥させます。
⑥エアコンの表面を拭き・フィルターを元に戻す
最後にエアコンの表面や吹き出しにもホコリや油汚れが溜まりやすいので、中性洗剤などを水で薄めた物で拭上げましょう。
「お掃除機能付きエアコンだからクリーニングしなくても大丈夫」と思っていませんか?
お掃除機能付きエアコンでも掃除は必要です!
※エアコンのお掃除機能はメーカーによって違いますが、例えばフィルターのホコリを自動で掃除しダストボックスにまとめてくれる機能や、汚れがつきにくいコーティングがされているタイプなど様々あります。
お掃除機能付きエアコンでも、エアコン内部のカビやホコリなどをとることは出来ませんのでお手入れやクリーニングは欠かせません!
ダストボックスに溜まったホコリを放置してしまうと、エアコン内部の湿気と合わさってカビが発生しやすくなりますので気をつけましょう。
●お掃除グッズ:Multi Crean Water(マルチクリーンウォーター)
上記、フィルター清掃の際に【Multi Crean Water】をフィルターやエアコン表面の清掃などにお使い頂けます。
強アルカリ電解水なので油汚れやヤニ汚れを簡単に落とす事ができ、テーブル・椅子など日常の清掃にも使用することが出来ます。
下記より商品の紹介をしておりますので、こちらからご確認頂けます。
●業務用エアコン使い捨てフィルター:楽くり~ん
上記でエアコンフィルターの掃除目安をお伝え致しましたが、【楽くり~ん】をつければお掃除の回数を減らすことが出来ます。
【楽くり~ん】は表面フタとフィルターの間に挟み込むだけで簡単に取付けることが出来ます。目には見えない空気中のチリやホコリ、油などをキャッチしエアコン内部の汚れを軽減させることが出来ます。
下記より、商品の紹介をしておりますので、こちらからもご確認頂けます。
●分解洗浄
業務用から家庭用まで、エアコンの分解洗浄をお引き受け致します。
定期的にメンテナンスをすることで節電対策にもつながります。
下記より、分解洗浄についてご案内しております。
すぐに出来る簡単な方法をお教えします!
①室外機の周辺に物を置かない(空気の通りを妨げられ効きが悪くなってしまう可能性があります)
②直射日光など環境の影響を受けないために日よけを設置する
ドレンポンプ・ドレン配管・ファンモーターに油をさすなどの分解洗浄をする際に、チェック項目を設けていない業者が多々おります。
分解洗浄をして、エアコンの内部をクリーニングした後に「ドレンポンプが詰まっている」ということも起こりえます。そうなりますと時間や費用が二重にかかってしまいますので、分解洗浄を依頼される際は手の届く範囲にあるドレン配管やポンプなどを業者に見て貰うことをオススメ致します。
また、費用に余裕がある場合はクリーニングの際にドレンポンプを一緒に交換するのも良いと思います。
人の生活や物の保管にかかせない「空調設備」・「エアコン」は定期的なメンテナンスを行い、常に安全・快適に利用していくことが大切です。
弊社では、エアコンの分解洗浄のみならず修理などのメンテナンス作業も行っております。
ご相談や見積は無料で行っておりますのでぜひお問い合わせ下さい。
空調設備管理・厨房設備管理や衛生管理などのお困り事に関して、エコムーバーが皆さまのトータルサポートをさせて頂きます!
いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。