次亜塩素酸水(次亜塩素酸水溶液)の安全性とは?

前回のブログにて、【次亜塩素酸水(次亜塩素酸水)とは?】について、次亜塩素酸水の内容を発信させて頂きました。
今回は次亜塩素酸水(次亜塩素酸水溶液)をより詳しく、より安心してご使用頂けますよう安全性に関してご案内させて頂きます。

※以下、次亜塩素酸水(次亜塩素酸水溶液)と称する

安全のポイントとは?

 

安全と一言で言っても何がどう安全なの?と疑問視されるかと思います。

しかし、皆さまは毎日 安全な範疇でたくさんのことを行っています。 例えば熱湯は殺菌力も有り、油汚れも落としやすくしてくれます。日光消毒(紫外線)で布団干しもあります。
では熱湯は安全か?紫外線を浴び続ける事が安全か? 
皆さまは毎日、安全な範疇で上手に使用されていますよね。

次亜塩素酸水も熱湯や日光消毒のように、安全に使用することが可能です。

次亜塩素酸水を安全に使用する大きな要素は【塩素濃度】
各社安全性の試験(誤飲は大丈夫?目に入っても大丈夫?など)をしっかり行っています。
ですが・・・ 安全性の試験をクリアしているから安心!ではございません。
皆さまへお届けされた時(納品時)の塩素濃度が安全圏の濃度で提供されているという事が1番大切な要素です。

 

次亜塩素酸(塩素系商品)と次亜塩素酸水の販売濃度

 

【次亜塩素酸ナトリウム】と【次亜塩素酸水】名前も似ているため良く混同されがちで※全くの別物になります!と書かれているのをご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では一体何が違うのか。それは大きな要素である塩素濃度の違いです!

●次亜塩素酸ナトリウム系(ハイター、ピューラックスなど)
塩素濃度:60,000ppm~120,000ppm(6%~12%)
300倍~600倍程度に薄めて利用します。
たくさんの水で薄めて使用するため、お得に使用することが出来ます。
応用編として、泡ハイターなど強力な洗浄力を持ち合わせている物は添加剤として、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)などが入っております。

●次亜塩素酸水
塩素濃度(代表値):50ppm~200ppm(0.005%~0.02%)
2倍~4倍程度に薄めて利用して頂けます。添加剤は全く入っていません。
※万が一原液の誤飲などが発生しても、安全性の範疇で提供されているため、事故が起きない(おきずらい)という事になります。
薄める濃度を間違えても大きな間違いではありません※

 

pH値の関係

 

【品質を決めるもう1つの要素はpH管理です】でも説明しております通り、塩素濃度と同様に大切な要素の1つとしてpHの管理がございます。
pH(ペーハー)とは、水素イオン濃度のことであり液体が酸性かアルカリ性かを0~14の値で表します。

【参考として】
pH0~ph3.0(酸性):塩酸、レモン、炭酸水等
pH3.0~pH6.0(弱酸性):トマト、牛乳、コーヒー等
pH6.0~pH8.0(中性):醤油、緑茶、水道水等
pH8.0~pH11.0(弱アルカリ性):ほうれん草、重曹、洗濯洗剤等
pH11.0~pH14.0(アルカリ性):こんにゃく、漂白剤、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)等

 

※POINT※塩素ガスについて
pHが強酸性であり塩素濃度がある場合、塩素ガス発生の危険性があります。

 

ジアムーバー酸化水について

 

弊社商品である次亜塩素酸水【ジアムーバー酸化水】の性質と品質について説明させて頂きます。

【成分】:水、次亜塩素酸、次亜塩素酸イオン、塩化ナトリウム
【原料】:水、次亜塩素酸ナトリウム、pH調整剤(希塩酸)
【製造方法】:上記、原料の混和
【液性】:pH5.8~6.3(弱酸性)
【塩素濃度】:200ppmもしくは100ppm(商品ラベルに記載)
【品質保持期間】:100ppm:3か月 200ppm:6か月

品質保持期間に関しましては、冷暗所の環境下で製造後最長6か月後に50%の塩素濃度低下が確認されている商品がある結果を踏まえ「製造後3か月または6か月」とさせて頂いております。
冷暗所に保管した場合は長持ちする傾向にありますが、最長6か月でご使用頂く事を推奨しております。

 

●第三者機関にて試験を行っております

供給濃度200ppmの安全性試験を実施し、利用最低濃度である50ppmで除菌効果テストをそれぞれ行っております。

 

一般細菌の測定 2008年12月08日 第208101182-001号
芽胞菌 2008年12月08日 第208101182-001号
季節性ウイルス効果試験① 2008年04月04日 第208021303-002号
浴場肺炎等原因菌 2008年3月27日 第208021303-001号
季節性ウイルス効果試験② 2008年12月23日 第208111397-001号
ウサギを用いた眼刺激性試験 2008年08月19日 第508070119-003号
細菌を用いる復帰突然変異試験 2008年08月21日 第508070119-004号
ラットを用いた急性経口毒性試験 2008年08月22日 第508070119-005号
ラットを用いた
Maximization法による皮膚感作生試験
2008年08月29日 第508070119-006号
ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験 2008年11月27日 第508100522-002号

※上記項⽬は試験項⽬です。(試験結果ではありません)
※試験依頼先:財団法⼈ ⽇本⾷品分析センター

 

※さらに詳しい試験結果を知りたい⽅は、右記QRコードよりご確認ください。

●品質認証

一般社団法人次亜塩素酸水溶液普及促進会議(JFK)団体に加盟しております。
【次亜塩素酸水の普及と、正しい使い方の啓発等を目的として設立された団体(加盟数:約140社)】
JFK品質認証審査試験合格
ガイドラインに適合した製品にのみ与えられる品質認証シールを貼付しております。

JFK品質認証

 

 

●塩素濃度試験紙の同梱

次亜塩素酸水の大切な要素である塩素濃度の確認が出来る様、200ppmの商品には塩素濃度試験紙を同梱し
お客様が調べたい時に簡単に塩素濃度が測れる体制をとっております。

出荷前に濃度やpHチェックの管理によって高品質であることはもちろん、ご注文を頂いてから生成した作りたての新鮮な物をお届けすることに徹しております。

 

気体状になった場合(加湿器などで利用した場合)

 

許容濃度において、そもそも国の基準(労働安全衛生法の環境基準や日本産業衛生学会)で定められております。

●労働安全衛生法

1日8時間 週40時間曝露しても健康上問題のない塩素濃度
許容塩素濃度:0.5ppm(500ppb)
※ppb(ピーピービー)とは10億分率を表す記号

 

●空間噴霧測定

実際に、環境測定会社(株式会社神奈川環境研究所)へ【次亜塩素酸水噴霧に伴う気中塩素濃度調査】を実施致しました。

【測定条件】

・噴霧水(ジアムーバー酸化水):有効塩素濃度=50ppm/pH6.3
・加湿(噴霧)機材:超音波加湿器(加湿能力1,600ml/h)
・広さ:約80㎡
・運転条件:HIGH(1,600ml/h加湿噴霧)
※採取時の温度:21.2℃~24.9℃/採取時の湿度:54%~71%/空調停止

【測定方法】

①エアーポンプにて作業環境の空気を吸い込む
②溶液に溶け込んだ塩素濃度を測定する
空間に漂う塩素濃度成分は全て溶液に取り込まれる
(固体、液体、気体と区別された場合、気体状の物は全て取り込まれる測定方法である)

【評価及び測定方法】

・第一管理区分:良好な室内環境で管理が十分行われている。
・第二管理区分:健康上問題となる事が無いが、環境改善の余地が残されている。
・第三管理区分:健康上問題となる作業環境なので、早急な対策を実施する。
                               また、速やかに作業者に保護具を着用させる。
・A測定:室内全体の状況把握(評価)のための測定点
・B測定:測定対象物質の発生ポイント直近の測定点
※B測定地点に於いて、基準値の1/10である「0.05ppm」であれば【第一管理区分となる】

【測定結果】

塩素の濃度分布は全ての測定点において「定量下限値(基準値の1/10)未満」であった。
評価の結果は「第一管理区分」となり、室内環境は、塩素に関して「良好な環境である」ことが確認された。
この評価結果により、今回使用した条件の「弱酸性次亜塩素酸水溶液」を用いた室内において、塩素による在室者への健康の影響は問題無いと判断される。

 

※調査報告書の内容は、右記PDFよりご覧頂けます

 

●加湿器に入れる推奨濃度

ジアムーバー酸化水を加湿器に入れて噴霧する場合は、下記の濃度を推奨しております。

・10ppm~20ppm:加湿器内を清潔に保つ
・30ppm~50ppm:消臭・空間除菌

 

●空間噴霧に関しまして

三省(厚生労働省・経済産業省・消費者庁)連盟ページには次亜塩素酸水の空間噴霧について、
誤解を招くような記述等があったため一般社団法人次亜塩素酸水溶液普及促進会議(JFK)は修正を求め
2022年3月10日付けで正式に内容が修正されました。

≪変更点≫

新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(「厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ」)

【参考情報3「次亜塩素酸水」の空間噴霧について】

「次亜塩素酸水」の空間噴霧で、付着ウイルスや空気中の浮遊ウイルスを除去できるかは、メーカー等が工夫
 を凝らして試験をしていますが、国際的に評価方法は確率されていません。
 安全面については、メーカーにおいて一定の動物実験などが行われているようです。ただ、消毒効果を
 有する濃度の次亜塩素酸水を吸い込むことは、推奨できません。
消毒剤や、その他ウイルスの量を減少させる
 物質を空間噴霧して使用することは、目や皮膚への付着や吸入による健康影響のおそれがあることから推
 奨していません。
空間噴霧は無人の時間帯に行うなど、人が吸入しないような注意が必要です。各製品が
 健康影響のおそれがあるものかどうかについては、各製品の安全性情報や使用上の注意事項等を確認い
 ただき、消費者に御判断いただくものと考えております。個々の製品の使用に当たり、その安全性情報や
 使用上の注意事項等を守って適切に使用することを妨げるものではありません。

 なお、ウイルスを無毒化することを効能・効果として明示する場合、医薬品・医薬部外品の認証が必要で
 す。現時点で、「空間噴霧用の消毒薬」として承認が得られた次亜塩素酸水はありません。

 

削除された文言   追加された文言

また、2022年4月1日付けで文部科学省も追認することとなりました。

≪変更点≫

学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~ (2022.4.1 Ver.8)

 空間中のウイルス対策については、「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」(厚
 生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)において、「
人がいる環境に、消毒や除菌効
 果を謳う商品を空間噴霧して使用することは、目、皮膚への付着や吸入による健康影響のお
 それがあることから推奨されていません。各製品が健康影響のおそれがあるものかどうか
 については、各製品の安全性情報や使用上の注意事項等を確認いただき、消費者に御判断い
 ただくものと考えております。個々の製品の使用に当たり、その安全性情報や使用上の注意
 事項等を守って適切に使用することを妨げるものではありません」とされています。
その他
 空間噴霧については、「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」(厚生労働省・経済
 産業省・消費者庁特設ページ)15、 同特設ページ及び「新型コロナウイルスに関するQ&A
 (一般の方向け)」(厚生労働省ホームページ)をご確認ください。

 

削除された文言   追加された文言

まとめ

 

皆さまの不安な点や、お悩みは解決出来ましたでしょうか。

次亜塩素酸水はウイルス・臭い対策で毎日あらゆるシーンで活躍することが可能です。
空間噴霧に関しては、低濃度(10ppb~15ppb)においてもウイルス不活化の科学的根拠(テスト結果)も公表されております。
以前は取扱が難しい事でも知られており、医療・介護施設などで利用されることが多く、一般家庭ではあまり馴染みのない
商品でございましたが、現在では一般のご家庭でも容易に取り扱える商品になっております。

ジアムーバー酸化水で皆さまの安心安全のお手伝いをさせて頂きます!

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